8月の花〜明るいだけじゃない向日葵~
暦の上では「立秋」を過ぎてしまい、お盆も終わり、世間の流れも夏モードから秋モードにシフトしつつありますが、「夏」の花の記事です。ちょっと遅かったかな(^^; まだまだ暑い日が続くはずですよ~!!

「ひまわり」は、一番「夏」感が強い花だと私は思っています。というか、夏しか似合わないですよね。
世界中あちこちで「太陽」を由来とした名で呼ばれているほど、与える印象が共通であり、「明るく」「はつらつ」としたイメージや強いキャラクター性を持っている花。泣いている人のバッグに向日葵なんてほぼ描かない。
太陽みたいにどーんと大きくて、存在感抜群の暖色カラー、太陽に向かって咲く…このような性質から、花をもし陰と陽に分けるなら、「陽」の花の代表格って感じ。
「紫陽花」が1、2を争うほど好きと書いた私。雨の情緒や、青や紫、控えめで淡い色の小さな花の集まりが好きで。
ゆえに、太陽燦燦、はつらつ元気な黄色やオレンジの「向日葵」は自分には縁遠い花だと思っていました。
夏の花の代表って印象ですが、私はいかにもな冬生まれ。あまり似合わないというか、花柄を選ぶにしても絶対選ばない花だったのです。
そんな向日葵ですが、歳を経るにつれて好きになってきました。
それはなぜか、というお話も含めて、今回は、向日葵について語ったり調べたりしてみました。
向日葵について知らなかったこと。

①太陽の方を向いて動くのは若いひまわりだけ
ひまわり=日回りということで、太陽を追ってクルクルと回る花ということは知られていると思うのですが、実はそれは「若いひまわり」だけだと言うのです。
太陽を追いかけているように見えるのは、太陽から見て反対側の部分に日があたりにくいから、満遍なく日光を取り入れるためにクイッと方向を変えるからなんです。
満開になって成長しきった向日葵は、太陽の光をあまり必要とせず、ほとんど向きを変えないようです。向日葵にある成長ホルモン「オーキシン」が働かなくなるからなんだとか…。
でも、若いうちだけ太陽を追っていく…なんて、何か人間臭い(;^ω^)
大人になったら光を追わなくなって、ずっと同じ方向を向いている。
満開で不動の向日葵を見たら、今までは違う想いが生まれそうです(笑)
しかも、ひまわりは一年草。毎年花を咲かせる花と違って、1年で咲ききって枯れてしまい、それで花の命は終わりです。そう考えると、ドーン!とした印象のわりに少し儚いですね。
②黄色とかオレンジだけではない。

こんな感じで、赤いひまわりもあります!自分の目では見たことありません('Д')
白・茶・紫の向日葵もあり、それぞれ花言葉も違うみたいです。 白いひまわりは控え目な印象だし、赤や茶のひまわりはとてもシック。ハツラツとしたビタミンカラーだけが向日葵ではないんですね。
③外来種の花で、昔の日本には咲いてなった
日本にひまわりがやってきたのは江戸時代だそうです。かつては「丈菊(じょうぎく)」と呼ばれていたんだとか。キク科ですもんね。
言われてみれば、江戸時代より前の古典や絵などに「向日葵」の描写は記憶にありません。外来種の花…ひまわりは帰国子女なんですね~!
16世紀にアメリカに上陸したコロンブスが発見したと言われていて、そこからヨーロッパ→中国→日本と伝来していったようです。
④うさんくさい花言葉がある
大きく咲いた大輪の向日葵。
その花言葉は「にせ金貨」「にせ金持ち」「いつわりの富」。
…あの見事な大輪の向日葵を見てそうなっちゃうの??
実は、実物のイメージから生まれた花言葉ではなくて、南米ペルーの太陽信仰から生まれた神話があるようで。
何でも、太陽を崇拝するがゆえに「黄金」で向日葵を象った冠を作ったそうなんですが、その冠が盗まれてしまった。そういう残念なお話から、こういった花言葉ができてしまったようなんです。
でも、そんなエピソードでこんな花言葉を付けられたら大輪のひまわりも心外ですよね…。もったいない。
⑤花言葉「あなただけ見つめてる」の真意がめちゃコワイ
ひまわりの花言葉「あなただけ見つめてる」。
ひたむきな感じがしてすごく良さそうですが、これのもとになったギリシャ神話は狂気じみた三角関係です…
簡単にまとめると
☆登場人物☆
- 太陽神「アポロン」→カッコイイけど女癖が悪い神様
- 水の精「クリュティエ」→アポロンの彼女、最終的に向日葵になる。
- ペルシャ女王「エウトコレ」→美人だけど婚約者あり
- エウトコレ父→エウトコレの婚約を決めた。
☆ストーリー☆
- アポロン、水の精という彼女がいながら、美しいペルシャ女王に夢中になり接近→彼女・水の精、ブチ切れ。
- 水の精、女王の父に二人の関係を暴露→「女王としての婚約者がありながらお前は!!」と父激怒、なんと娘女王を土に埋めるΣ(゚Д゚ )
- 愛しい女王が死んでしまい、アポロン大ショック→アポロン、水の精を憎悪「お前のせいだ!お前のところなんか戻らないからな!」
そして…アポロンに嫌われて悲しみに暮れた「水の精クリュティエ」は、ひたすらアポロンを思い続け、思い続け、太陽の方を向きながら 1本の向日葵になりました。
おーーーーいΣ(・ω・ノ)ノ!
悲恋って書かれてるけど…。悲恋なのかこれは?向日葵、目を覚ませ~~!
それで「あなただけ見つめてる」…か。…そうなのかぁ…(´-ω-`)
ていうか、この三角関係はよくあるお話にしても、女王の父親が一番怖いんですけど…。埋めるって…。神話ってけっこう突っ込みどころ満載ですよね(笑)
⑥ひまわりの種は世界的に食べられている!特にロシア。

ひまわりの種といえば、日本ではハムスターが餌のイメージが強いですよね。でも、アメリカや中国など、海外ではおやつ代わりによく食べられているようです。ナッツ扱いでスーパーにも普通に売っているみたい。
しかも、すごく栄養満点。ミネラル(カルシウム、ナトリウム、鉄分、リン、カリウム、マグネシウム、亜鉛等)やビタミン(A、B1 、B2、Eなど)、βカロテン、葉酸なんかも含まれています。
脂質が半分以上を占めるけれど、コレステロールを含まない不飽和脂肪酸が中心で、その不飽和脂肪酸のほとんどが「リノール酸」という、血液関係の疾患に有効なものなんだそうです。ただ、高カロリーで100gあたり600kcal近くあるようですが(^^;
栄養価が高いので、アスリートの栄養補給に使われたりするみたいです。ハムスターみたい、とバカにしてられません!!
特に、ひまわりを国花として掲げ、ひまわり油の生産量世界一のロシアにとっては、ひまわりは「食用の花」なんです。ロシアの南部や、隣国のウクライナあたりには広大なひまわり畑が見られるようです。見てみたい…(#^.^#)
⑦ひまわりオイルは美容向け!
栄養たっぷりの種を砕いて熱し、溶剤を使用して油を抽出したものがひまわり油。このひまわり油は、調理油として料理につかったり、マーガリンなどに加工したり、世界中で食材として使われているんです。
が、実は美容オイルとしても優れています!!
- 皮膚をやわらかくする
- 酸化を防いでアンチエイジング
- 保湿効果
特に、髪のダメージを防いで保湿し、しっとりさせてくれるので、椿油に負けず劣らずヘアケア向きなんだとか。そのひまわりオイルに目をつけたのが、「ディアボーテ HIMAWARI」なんです。
最近シャンプージプシーの私。たまたま今これを使っているんですが、ノンシリコンのわりには泡立つし、キシキシしないのでけっこう使いやすいです('ω')
年を取って好きになった向日葵
さて、自分には縁遠い花だと思っていた向日葵なのですが、年々すごくいいなと思うようになってきています(*^-^*)
私は、「向日葵が似合うような子」に憧れがありました。元気で、健康的な肌の色で、はつらつとして、ビタミンカラーが良く似合う。自分とは無いものに惹かれているんだなって思っていたんですね。
歳をとってくると思うのは、幼い頃やまだ未熟な若い頃に「惹かれた」ものって、実は自分の中にもあるものなんじゃないかなってことです。
向日葵を好きになった一番のきっかけは結婚式だと思います。
カラードレスを選ぶ際に、間違いなく自分は「青か紫、もしくは緑」のドレスと思っていたのに、合わせていて周りに一番似合うと言われたのが、向日葵のような「黄色」のドレスだったんです。
落ち着いた印象が好きなので、最初は「え~自分のイメージじゃない(´-ω-`)」「無理して明るくしてるみたいじゃない?」って思っていたんですが、だんだん別にいいかと思えるようになり。
ドレスの色に合わせて、会場の飾りとか、ウェルカムボードの一部に向日葵を使ったりしました。それで、この明るく華やかな花の良さに気付いたというか。自分とかけ離れた花ではない、身近なものに感じたんですね。
陰と陽なら自分は陰で、太陽と月なら自分は月…みたいな自己イメージで生きてきたのですが、年々、自分はわりと明るいような気もすると思ったり、ひまわりに象徴されるようなイメージの部分も潜んでいるんじゃないかと思うようになりました。
逆に、歳を経ていく「ひまわりのような印象の人」に、アンニュイさや繊細さを感じることも増えました。大きく咲かせた明るい花の下には影ができているのです。その影にハッとさせられて、より惹かれたり。
人は一元的ではなくて、一つのキャラで語れるほど単純じゃない。若いうちは、学校やコミュニティの中で、「自分はこう!」って立ち位置やキャラを決めなきゃいけないようなムードがあるけれど、年を経た大人にはそういう殻から抜け出したような柔らかさ、自由さがある気がします。
ひまわりは、いい大人になった私にとって、いつもの自分らしさとは違った「意外性」を示せる花になったのかな、と思います。きっと、誰にでもある気がします。普段はこの花のイメージだけど、意外とこの花も合う!みたいなの。探すと楽しいですね。
向日葵デザイン
ひまわり。実物はあまりお目にかからないので、「デザイン」や「飾り」として楽しむことが圧倒的に多いかと思います。
花そのものの印象が強いので、だいたい似たような感じになってしまうんだろうな、と思っていたのですが、意外にも「こういう風にひまわりを表現するのか」というものもありました ♪
マリメッコのひまわり
お花のデザインというと、まず調べてみるマリメッコ。「HIMAVARI(ヒマヴァリ)」という柄で、枠にはみ出すくらい大きく向日葵を描いています。
変わってるなぁと思うのが、真ん中の種があつまっているところを網掛け背景のように使って、そのうえに花びらを書いていったような逆転の発想 ('_') しかも花びらピンク!こんな見方ができるのだから、デザイナーってすごい…
ちなみに、マリメッコからは「Himawari」という柄のマグカップも出ていて、淡いブルーでぼんやりと向日葵を描いています。
まるで、記憶の中の向日葵みたいにおぼろげ。なおかつ夏らしくて爽やかです。向日葵っぽさに囚われていないデザインですね。ちょっと欲しくなっちゃいます(*´з`)
北欧柄のひまわり
マリメッコ以外の素敵な北欧の柄もありました。
マリメッコとは違ってはっきりした線でデザインされた向日葵ですが、めっちゃスタイリッシュじゃないですか??マリメッコは一瞬ひまわりに見えないですが、これはわかりやすく向日葵なのに、大人っぽいです。
ノルウェー・ヴェストフォル県の美しい都市、ラルヴィク(Larvik)から生まれたBatangen(バタンゲン)というブランドのファブリックのようです。大きな花柄で、向日葵の元気な感じは残しつつ、馴染みやすく仕上がってるな~って思います!
茎や葉も描いたデザイン
向日葵のデザインってだいたい2種類に分かれると思います。丸いお花中心のものと、茎から葉っぱまで全部描いた向日葵を連ねるもの。
お花中心のものは、お花のみか、お花のサイドに葉っぱをチョンチョンって書いたようなデザインが多く、私もサムネイルをそういう風に書きました。書きやすいですよね。
でも、茎から書くものは、たくさんの向日葵が連なって描かれていて、パッと見るとひまわり畑のよう。他の花とは違う、向日葵の背の高さや、背筋のスッと伸びた姿が活かされていても素敵だなぁって思います。
引用元:www.sousou.co.jp/ichigoichie/item_64477.html
こちらは、京都のテキスタイルブランドの「SOU・SOU」の向日葵柄です。明るくてすごくいいですよね(*´▽`*) 向日葵の良さが詰まってます。ファブリックパネルにして部屋に飾りたい…。
向日葵のいろいろな表情を知りたい!
明るく元気な「陽の花」ひまわり。
でもそれだけじゃなくて…
太陽に似ているがゆえに歴史や神話と深く絡んで、「明るい」だけではないエピソードがあったり、咲ききると頭を垂れて1年で命を終えたりと、華やかさの下に影も見える花なんですね。
食用油や美容オイルとしての利用価値があるから国の経済にも大きく絡んでいるし、ゴッホやモネ…画家たちが描いた向日葵は、有名な芸術作品として残っています。向日葵からは文化を感じます。
どうしても花びらの黄色に目が行くけど、デザインによってはシックだったり、大人っぽい表現の仕方があって、見る目が少し変わりました。
夏も終わりが近づいてきています。
残る夏、頑張って咲ききって欲しいです!
読んで下さり、ありがとうございます。
お盆明けで体がダルダルです…
明日行ったら休みだ~
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